鯛焼きとクリームソーダ

それなりに生きてきたオタクの戯言

10数年ぶりに二次創作をしてwebオンリーに出たお話④

ここからが本題(?)の二次創作をすることのお話。

前回の書いたものが伝えたい事ではあったけど何か作品を作る感覚についても書きたかった。

 

ニコイチフレンドとほぼ毎日のように妄想を送り合いお話は考えてはいたけどそれをいざ文章にすると思うととても難しくて。

私はとりあえず小説の展示をしたいと思っていた。ハンドメイドで何かを作りたいとは思ってはいたけど全く余裕が無かった。

私は普段から創作をしている人間では無いのでこの展示を上げなければ本当に何もないスペースになってしまう。

改めて定期的に絵を描いたりSSを上げてる人達を尊敬した。ネタ思いつかないもん。

10数年前の自分は書きたいものがポンポン浮かんで授業中に思いついてそれをメモしてお家に帰ってきたら簡単にプロット的なのを組んでお風呂から出て寝る前にバーーーーーーッと書き上げてアップして寝るとか普通にしてたんだけどその感覚は全く訪れなかった。

 

あと作業通話とかもくりにもお邪魔したんだけど作業通話って人それぞれあるなーって感じた。

私は集中すると黙ってしまうんだけど画面の向こうに人を感じたくない訳ではなくて。

孤独じゃない!という安心感というか…でも一人でやるからこその集中力発揮される所もある。

作業しながらお話したい人も居るしたまにポソポソ話したいレベルの人も居る。

私は相手のタイピング音が好きなんだなってとても思った。

学生の時レポートの提出が多い講義があって頻繁にキーボード叩いてたんだけどその時はゲーム音楽をBGMにしてたけど今回はそれはやらなかったな。なんでだろう。

 

最初は本当に思い付かなくてネタの配布をするしかない…?と思ってたんだけど(ご自由にこのネタをどうぞ!みたいな)突然エンジンが掛かって文字数が増えていった。

私のやっているソシャゲはイベントが大体月に2回あってそこで新情報が出て作品との矛盾が出てしまうのが怖かったのと(人の作品に関しては気にならないんだけど)いくつかあった候補の中私が一番筆が進んだ現パロで書いたんだけど以前友達に言われた

「オリジナリティが強過ぎるからそのキャラでやる意味が分からない」と言う言葉が常に引っ掛かっていた。

他の人の作品を見ると無意識のうちに引っ張られてしまうかも知れないので大好きな自カプ作品を寝る前に読むことも出来ず、何故かオリジナルのドエロ小説を読んで小説感覚を取り戻すようにしていた。本当になんで。

 

私はどんなことでもギリギリにならないと完成しなくて夏休みの宿題も8月25日に終わってたらすげーーー!!!ってなるしニコイチフレンドの為に彼女の推しキャラコスで売り子した時もディズニーハロウィンの時もかなり早い段階から布を買っていたのにも関わらず3日前から衣装を作り始め当日の夜中に完成させていた人間だったので今回はそうはなりたくない!と珍しく早め早めに行動した。

そして珍しくイベントの1週間前には展示の小説をほぼほぼ完成させることが出来た。(完成した日にそのソシャゲのあるキャラのお誕生日でその台詞と私の小説の山場の台詞とシチュがドン被りしてしまい悲鳴を上げながら書き直す事になったのもいい思い出です)

以前は書いたものをすぐにアップしていたので手元にずっとあるのがソワソワして少し怖かった。

ニコイチフレンドは余裕を持ってすべてを終わらせられる人種なので事前にお互いの小説を読み合うことにした。そこで誤字脱字なども見てもらい感想を貰うことが出来た。

口頭でこの台詞が〜と言われると正直恥ずかしくて爆発しそうになった。でもとてもとても嬉しかった。

あと私はニコイチフレンドも好きだけどニコイチフレンドの小説のファンなので最初の読者になれないことが本当に嫌だったので(過激)ここで読めて本当に良かった。

ニコイチフレンドの小説は作品の風景が映像で頭の中で流れてきそうなくらい入り込み易くわくわくしてキャラクターの口調も全部そのままゲーム内であってもおかしくなくて、でもちゃんと自分のものにしていた。

ここで読み合う前に原稿中詰まったときここでこのように悩んでいると話したらそこからスルスルと原稿が進んだので迷ったときは人に話すのもいいんだなって思った。

そういえば今まで自分の創作で誰かに相談をしたことなんて無かった。

いつもそのカプの話をしているからカプ観が似ている為当たり前といえば当たり前なのかもしれないけど、そのカプであることを否定されなかったことが私は本当に嬉しかった。

自分がひとつこの世界に推しカプを増やすことが出来たのだから。

とはいえニコイチフレンドはとても心が広い良い人なので私にとても優しい。絶対怖いことは言わない。

だけど世間の人達はわからない。

もくりでお話してくれる優しいフォロワーさんが見に行きますねって言ってくれたけど見に来ないでください!と言ってしまった。違うんです。本当に優しくお話してくれる人を自分の作品で傷付けてしまったら嫌だなって思ってしまったんです。

 

自分にしては珍しく早めに終わってしまった為約1週間の間余計な事を考える時間が出来てしまった…

この時間でじゃあ何か生み出そう!とはとてもじゃないけど思えなくて…

自分の作品に自信を持ってるタイプのオタクに生まれたかったな…。

私が参加したイベントは100sp以上あったので小説展示って読むの時間かかるから見てもらえないだろうなーという気持ちも正直あってでも誰か一人にでも読んでもらえたら嬉しいなーという気持ちも勿論あった。

 

結果としてなんですけど

思っていたよりたくさんの感想を頂けました。本気で泣いてしまった。

最初は全部ニコイチフレンドのなりすましかと思ってた。

ピクスクは感想ボードを設置する事が出来るんだけどそこは名前が出てしまうからハードル高いかな…でも読んだよ!くらい欲しいな…と思って

「好きな食べ物でもなんでもどうぞ!」ってお題箱も設置したんだけど感想ボードとお題箱も両方とも同じくらい作品の感想を頂けました。

皆さんしっかりと本文を読んでの感想をくれて「○○のシーンの□□が良かったです」とか書いてくれてこの貴重な時間にしっかり読んでくれて感想までくれるって神様!!!!!?ってポロポロ泣きました。

あー嬉しい…。推しカプを好きな人に私の推しカプが受け入れられてる…。って。

勿論途中まで読んで合わないな読みにくいなって思った方も居るとは思うんだけどいいんです。それでその人が傷付かなかったのなら。その人が自衛出来るレベルだったのなら。それはそれで自衛させてしまってごめんなさいだけど。

素敵な作品も本もたくさんある中でもわざわざ普段から創作してもいない私の作品を見てくれたってだけでスペースに入ってくれただけで嬉しいよ。

 

創作においての感想問題、少し前に話題になって私も何人かの友達とかと話したことがあるんだけど読み専の私は読みましたよ良かったよの気持ちは伝えたいとは思うんだけど描き手の友達は別に感想もいらないって言ってて確かにその子の本の奥付にはメアド以外QRコードツイッターアカウントも書いてなかった。メアドに感想送るのってとても勇気いるよね。

別の子には

「絵可愛いねー!色使いも素敵ー!」

って伝えたときに

「可愛いは嬉しくない」

「センスがあるって言われたい」

「上手いって言われたい」

と言われ私からしたら絵が描けるだけで上手いから描かない人間が上手いって言うの失礼では…?って思っていたからであって。

でもそれから感想をあまり伝えるのはやめよう。もしかしたら読み専の私には分からない何かで人を不快にさせてるかも…と思って極力感想を伝えることを控えていた。

でも自分が貰って思ったけど

 

どんな感想でも本当に嬉しいよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

いや、私にわざわざ言わなければいいのにってネガティブな事を言われたら落ち込むかもだけど普通に褒めてくれたり楽しんでくれてる感想なら嬉しい!!!!!

 

と私は思ったのでこれからは極力目についた創作者さんには好きを伝えていこうと思った次第です。勿論相手にもよるけど。

 

言われた事は忘れられないんだけどそれは一つの意見だと思って囚われ過ぎずに前を向いていきたいなと思えた良い機会でした。

 

展示を書いたら次は本を出したいなーって気持ちも湧いてきて。展示部分とその続きを含めた短い本。構想は実は練ってある。あとは文にするだけ。

でもこれはとりあえず形になればいいから作っても自分の分とニコイチフレンドの分とお世話になってる友達の分とで3部くらいでいいかなーとも思っている。

本当は来年に参加したイベントの第二弾が行われる事になったからそこにあわせたかった気持ちもあるんだけどその頃の生活環境があまり想像出来ないので(世間の状況も含めて)まだ検討中でのんびりやりたいなーって思ってる。

 

色々考えたり思ったりしょんぼりしたこともあったけど私は10数年ぶりに二次創作をしてピクスクにサークル参加して本当に良かったと思っています。

自分がまだ何かを作り出せるということ。

自分の作品で誰かに何かしらの感情を与えることが出来たということ。

あと過去に言われたことを少し吹っ切れたこと。

 

多分またひっそりとした読み専のオタクに戻るとは思うんだけど前よりは描くことへのハードルは下がったと思ってます。

 

長々と脱線も含めて書いてしまったけど一応おしまい。

もし全部読んでくれた方が居たら本当にありがとうございました。

とりあえずこれは書きたい!って事は書いたのであとは自分の好きな事を綴るブログにしたいと思います。