鯛焼きとクリームソーダ

それなりに生きてきたオタクの戯言

10数年ぶりに二次創作をしてwebオンリーに出たお話②

前回の記事の最後が怒涛になってしまったのだけれども本当にその通りで。

 

ニコイチフレンドの勧めでハマった某ソシャゲはこの御時世もあってかとてもオンラインイベントが豊富だった。

オンラインイベントの存在は知っていたし友達からもやってみようよ!とは誘われていたけれども趣味のブログを作るのに5年弱かかっていた人間が目的もなく一応登録しておくという作業を出来るわけもなく。

(当時のピクスクβ版はサークル参加も無料で出来たので身内即売会として使う人達も居たみたい。確かにレンタルスペース借りるより安いしイベント中も作業出来るし便利だよね。お部屋着のまま参加できるし。でも今思うとお友達に会うために早起きしてお化粧してお着替えしてって時間、とても好きだったな)

そんな私が某ソシャゲのオンラインイベントの為にせっせと登録をして会場内をうろつきまくった。

 

楽しい。

 

ドラクエが好きな私はあの2Dのドットアイコンがとても好きなのでうろうろ歩き回るだけでとても楽しかった。

同じくリアルタイムで動いてる他のアバターを見て「この人も今ここの作品を見ているんだな」「このエリア内に居る人みんなこの作品(カプ)が好きなんだな」と思うとリアル即売会の時のあの気持ちを少し思い出すことが出来た。

私はリアル即売会での同人誌の香り(インクの香り?)がとても好き。直接大好きですを伝えられるあの空間。好きで溢れてる空間。早くまた行きたいな。

 

前記事でも綴ったように10年ほどずっと鍵アカウントでほぼほぼ直接会ったことがある人としか交流してこなかった人間なので専用アカウントを作っても他人との交流の仕方が全く分からなかった。

別に交流をしたくない訳ではない。

創作をする訳でも無いので誰かの目に留まることもなく何か面白いツイートが出来る訳でもなく。

私は基本的にどのジャンルでも1番好きな○○を決めることが昔から出来ず(しいていえば○○とかよく見る□□はあるけど"推し"と言われると悩んでしまう事が多かった。キャラもカプもかなりの箱推しだった)本当によくわからない存在だと思うので他の人もわざわざコンタクト取ろうとも思えないと思うし逆に私も思えないかも知れない。

 

私は本当に偶然運が良かったのだと思うけれどもwebオンリー内で全く知らない優しい人がたまたまニコイチフレンドと呆然とエリア内で立ち尽くしていた私達に声をかけてくれた。

 

凄く衝撃だった。

 

何も無い私に声を掛けてくれるん!?って動揺しまくって汗をかきまくった記憶がある。

興奮して寝る前に鼻血を出したのも覚えている。

多分こういうのってリアル即売会では中々無いことじゃないのかなとも思う。

 

私は中学の頃からチーム制のスポーツをやってた割には全く爽やかでもなく基本が根暗で人との距離の取り方が少し苦手だった。

一人で居ることは嫌いではないしむしろ好きな方だとは思うんだけどチームの輪を乱すことはしてこなかったとは思う。分からない。もしかしたらしていたのかも知れない。でも私はしているつもりは本当に無かった。今凄く不安になってきた。

メンバーのひとりひとりとは仲良く出来ていたとは思うのに女の子の集団というものになると少し苦手意識があったのは確かで。

女の子ってそういう子居ない?ひとりひとりはとてもいい子で楽しくお話出来るし向こうから話し掛けてもくれるのに集団になるとあれ?ってなる女の子。

中学の時の体育祭のリレーメンバーだった私の目の前で私以外で円陣を組んでいたのが本当にトラウマ。

 

脱線しました。

とにかく新しいコミュニティとか新しい環境に飛び込んだときにこちらからアクションを取らずとも向こうから迎え入れてくれる人達というシチュなんて都市伝説に近いものがあると思っていたから本当に驚いた。

多分これは本当に珍しいパターンだと思う。他のwebオンリーお邪魔しても声かけられる事ほとんどなくって一度棺桶アバターでうろついてるときに「早く教会に行かないと…!」って言われた事くらいしかないです。

 

 

その方々とはツイッターで繋がらせて貰って(こういうときに鍵無し専用アカウントがあると便利なんだなって実感した)それから一方フォローしていた人が「誰でもどうぞ」と書いてあるもくりなどには勇気を出して毎回は無理だったけれども5回に1回はお邪魔するようにしてみた。

皆さん突然得体の知れないよく分からんオタクが入ってきてもとても優しく受け入れてくれて話も振ってくれたり相槌も打ってくれて色んなお話をしてくれた。

世間のオタクの皆さんこんなに優しいんだって感動した。これはずっと鍵アカに居たら分からない感覚だっただろうな…。

そのもくり内で他の人の話を聞いているうちに私でも、サークル参加出来るのかな…という気持ちが湧いてきた。(この時に私の好きなカプのオンリーが決まっていてサークル参加募集していた)

 

元々お話とかを考えることは嫌いではない。むしろ好き。

でもそれを形に出来る能力があまりないなと思っていたのと自分の考えるお話はきっと自分だけしか面白くないしそれがもしかしたら誰かにとって不快になってしまうものになってしまうかも知れない。

 

余談だけど友達に以前

「あなたの妄想はオリジナリティが強過ぎてそのキャラでやる意味が全く分からない。キャラの名前と皮を使ってるだけのように感じる」と面と向かって言われてしまいその言葉がずっと引っ掛かっていた。

でも今思うと二次創作って多少なりともそういうところない?原作で描かれてない所を描くのだから。勿論度を越えたらあれ?ってなるかもなんだけど。

私は描いた人がそのキャラへの好きな気持ちがあれば誰かの創作で付けられる傷は嫌いではないのだけれども世の中にはそうではない人も沢山居る。そしてそれを言葉で直接告げられたら打たれ弱い自分はどうしたらいいのか分からない。発散の仕方も分からない。

 

それから数ヶ月色々悩んで(練習として少し長めの日記のようなものをふせったーで書いたりもした。でもここでも心が折れかける事があった)(あと某坂道アイドルに恋する俺の気持ちを綴った謎小説も書いたりした。ニコイチフレンドにしか見せていない。一応ナマモノだと思うし)最終的にはニコイチフレンドに背中を押される形でwebオンリーに参加する事になった。

本当はニコイチフレンドには内緒で参加して当日驚かそうと思ったんだけど我慢できなくてすぐに言ってしまった。私は隠し事が出来ない。でもサプライズとかしたくなっちゃう。

 

サンキューニコイチフレンド。

 

ここまで書いてて思ったけど私は自分だけで何かを楽しむ!じゃなくて誰かと一緒に楽しんでやっている同人活動とかに憧れを持っていたのかも知れないな。

だから周りの言葉で傷付くし落ち込むし周りの言葉でやる気も出る。

自分の意思がない!という訳ではないんだけど自分の意思を通してやりきる満足感より自分の行動で誰かを傷付けたり不快にさせる方がとても心に残って嫌なのかも知れない。

人間関係築くの苦手なのに厄介だなって思いました。

 

次はちゃんと原稿書いてます。(多分)

つづきます。